□ 高度化ビーム技術開発
軟X線の高速偏光制御による機能性材料の探求と創薬

直列に配置した可変偏光アンジュレーターとキッカー磁石を組み合わせ、軟X線の高速偏光スイッチング技術を開発します。この技術を使えば、1秒間に10回もスイッチングできるので、右円偏光と左円偏光のわずかな差を高精度で検出したり、縦偏光と横偏光のデータを交互にリアルタイムで測定したりできます。そのため、微細な物理現象や高速で変化する化学現象を捉えることができるようになります。
こうした技術を利用して、新しい材料の創成を目指す研究も行ないます。例えば、さまざまな物質中の電子の電気的性質(電荷)と磁気的性質(スピン)を明らかにし、電荷とスピンの両方を利用するスピンエレクトロニクス分野の、基礎から応用までを追究します。また、いろいろな物質表面における化学反応を追いかけ、どのようなものがつくられ、時間的にどう変化していくのか(ダイナミクス)を追跡します。このような知見の上に、新たな指針に基づく材料の開発を狙っているのです。

拠点責任者
雨宮 健太
所属:高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所
 
FAX: 029-864-2801
E-mail: kenta.amemiya@kek.jp
URL: http://pfwww.kek.jp/indexj.html

軟X線の高速偏光制御による機能性材料の探求と創製

直列に配置した可変偏光アンジュレーターとキッカー磁石を組み合わせ、軟X線の高速偏光スイッチング技術を開発します。この技術を使えば、1秒間に10回もスイッチングできるので、右円偏光と左円偏光のわずかな差を高精度で検出したり、縦偏光と横偏光のデータを交互にリアルタイムで測定したりできます。そのため、微細な物理現象や高速で変化する化学現象を捉えることができるようになります。
こうした技術を利用して、新しい材料の創製を目指す研究も行ないます。例えば、さまざまな物質中の電子の電気的性質(電荷)と磁気的性質(スピン)を明らかにし、電荷とスピンの両方を利用するスピンエレクトロニクス分野の、基礎から応用までを追究します。また、いろいろな物質表面における化学反応を追いかけ、どのようなものがつくられ、時間的にどう変化していくのか(ダイナミクス)を追跡します。このような知見の上に、新たな指針に基づく材料の開発を狙っているのです。

拠点責任者
雨宮 健太
所属:高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所
E-mail: kenta.amemiya@kek.jp
URL: http://pfwww.kek.jp/indexj.html