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「量子ビーム基盤技術開発プログラム」の概要

文部科学省では、平成20年度より、ネットワーク型の研究拠点をつくり、「光・量子科学研究拠点形成に向けた基盤技術開発」プロジェクトを開始しており、そのプログラムの1つが、このホームページで紹介している「量子ビーム基盤技術開発プログラム」です。これには2つの目的があります。1つは、量子科学技術分野の「シーズ」と各重点分野や産業界の「ニーズ」とを融合し、最先端の光源・ビーム源・ビーム制御法・計測法などの研究開発を進めることです。もう1つは、この分野での若手人材の育成をはかることです。

「量子ビーム基盤技術開発プログラム」には、「次世代ビーム技術開発課題」と「高度化ビーム技術開発課題」の2課題があります。各々の目的は以下のようなものです。
(1)次世代ビーム技術開発課題:将来的な加速器開発に役立つ基盤技術の構築に向け、革新的な要素技術などの開発を行う。
(2)高度化ビーム技術開発課題:新たな量子ビーム利用の基盤技術の構築に向け、汎用性の高い要素技術などの開発を行う。

公募により、(1)次世代ビーム技術開発課題では、これを実施する1つのプロジェクトチームが採択され、(2)高度化ビーム技術開発課題では、4つのプロジェクトチームが採択され、研究開発を進めています。